兵庫県は15日、一般会計が今年度に比べ1%減の1兆9220億円とする2015年度の予算案を発表。16日から開いている兵庫県議会に提出した。一般会計の額が前の年度を下回るのは5年連続になる。特別会計と公営企業会計を合算した全会計では今年度比3%減の3兆4225億円。全会計ベースでの予算規模縮小は12年度以来3年ぶり。地方交付税による収入の減少が見込まれるなか、規模を小さくすることで健全な財政運営を進める。

 一般会計では行政経費全体が7%近く減少するなかで、社会保障関係費が増加して予算を圧迫する。公共投資も全体の金額は減少するが、昨年8月の豪雨で受けた災害対策として防災・土砂対策の予算を別枠として計上した。

 一方で税収は14%の増加を見込む。企業の業績が好調で、法人税などの増加が見込まれるため。地方交付税による収入は8%減少すると見込む。

 兵庫県債などの借入金による資金調達や返済費用などを除いた基礎的財政収支(プライマリーバランス)は、臨時財政対策債による資金調達を国からの交付税とみなしたベベースで772億円の黒字を見込む。7年連続で黒字を確保する見通しだ。